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印刷技術の種類には様々なものがありますが、その中でも代表的な2つがインクジェット印刷とシルク印刷です。

弊社では、どちらの印刷方法にも対応していますが、たまに、お客様からどちらの方法を選択したら良いのかという相談を頂くことがございます。

今回は、そんなお客様の疑問にお答えし、それぞれの印刷の特徴や、適した製品を紹介し、その違いを紹介したいと思います。

インクジェット印刷とは？

インクジェット印刷とは、インクを微小な噴射口から吹き出して、紙やその他の素材に直接印刷する技術です。

専門的な技術を必要とする商業用のものだけでなく、一般的にも広く普及しています。
現在、家庭用として店頭に販売してあるものや、コンビニに設置してあるプリンターも、このインクジェットの技術を駆使しているものです。

この技術は、写真やイラスト、画像やテキストなどをPCに取り込んでデータ化することで、現物に忠実な繊細な表現が可能です。また、版製作の必要がないため時間短縮が可能です。

具体的には、テキスタイル印刷や広告用のポスター、看板やフライヤー、カタログなどの冊子といった布や紙を中心とした広い媒体の印刷に活用されています。

ただし、湿度や温度などによってもインクの発色が左右され、ロット差がでる場合があるため、大量生産には向いておらず、小ロットでオリジナル性を求められる印刷に適しています。

なお、印刷機の種類や使用するインクの種類によって、印刷できる素材の種類やサイズに制限がありますが、近年の技術進歩により、より多くの素材やサイズで印刷が可能になっています。

シルク印刷の特徴

シルク印刷とは、1色ごとに版を製作し、細い糸状のシルクスクリーンを使って直接対象物にインクを刷っていく古くからの印刷技術です。

印刷で使用するシルクスクリーンの部分には、通常ポリエステルやナイロンのような強力な素材が使用されます。アナログな印象が強いので、繊細な表現が出来ないようにも思われがちですが、工数をかければ、ある程度精度が高く緻密なデザインでも表現が可能です。

ただし、版製作の手間や費用もかかるため、商業用に印刷する場合は、単色のデザインを刷る場合が多く、３色程度がメジャーです。

シルク印刷はしみこませて刷るのではなく、媒体にインクをのせて、熱によってしっかり乾燥させる手法なので、プラスチックやガラス、紙や布などと、印刷できる素材は多岐にわたります。

また、非常に耐久性が高く、鮮やかな色表現が得意なのも特徴です。

基本的に版を作成して印刷するのでデザインが複雑であるほど、版の作成に工数や費用が掛かりますが、一度作成すれば、何度でも使用できるため、大量に印刷が必要な場合でも品質を維持しながら低コストで印刷することができます。

インクジェット印刷のメリットと印刷可能な製品

それぞれの印刷の特徴を見てきましたが、実際に依頼する場合、どちらの印刷方法が最適なのかまだわかりませんよね。ここでは、メリットやシルク印刷に最適な媒体をご紹介します。

インクジェット印刷のメリット

写真や繊細な表現がある画像の印刷、オリジナルで一点もののデザイン、短納期をご希望の場合はインクジェット印刷がオススメです。
インクジェット印刷ならではのメリットは以下です。

・写真プリントが可能
・グラデーションやぼかしのニュアンス表現が可能
・色の制限がなく多色使いが可能
・文字の入れ替えやサイズ調整などの修正が安易にできる
・短納期での納品が可能

インクジェット印刷に最適な媒体

参考までに、弊社でインクジェット印刷にて製作可能な商品を一部ご紹介します。

・募集看板
・法定事項看板（塩ビシートのみ)
・現場シート
・横断幕や懸垂幕（入居者募集やテナント募集など）
・車両用マグネットシート
・ダミー家具
・仮囲いシート
・屋外スタンド
・壁掛け看板
・物件PR看板

 

以下で、弊社のインクジェット印刷による製品や設置事例をご紹介致します。

【大型自立式募集看板】

こちらは職人いらずで設置が可能な、弊社の『ラクラク看板シリーズ』よりご注文頂きました。
塩ビシートにインクジェット印刷でプリントを施し、右側の余白には紙でプリントした物件情報等を自由に貼り付けてお使い頂いております。
この看板一つで色々な情報が分かるので、受け手にとっても親切な看板です。

≫この事例についての記事をもっと詳しく

 

【物件PR看板】

物件PRのための看板の設置事例です。塩ビシートにデザインをインクジェット出力し、プラダンに張り付けて製作しています。
程よい光沢感があり、看板のようにお使い頂けます。プラダンにハトメ加工を施してフェンスに設置する方法も参考になりますよね。
この物件PR看板には、気になった方がすぐにチラシを持って帰れるようにチラシケースの設置も可能です。

≫ちらの事例についてもっと詳しく

 

▼プラダンにはこんな感じで貼り付けています▼

 

【現場シート】

こちらは、木材を基調としたお部屋の写真をプリントした現場シートの事例です。一目で企業の強みが分かりますね。
ターポリンという生地にプリントしていますが、写真の繊細な表現より、あたたかな雰囲気や木のぬくもりを感じられます。
事例記事では嬉しいコメントをいただいたお客様アンケートも掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

≫こちらの事例についてもっと詳しく

 

▼印刷風景はこちら▼※後半に印刷風景が流れます

 

【ダミー家具】

こちらは弊社のダミー家具の中より洗濯機タイプをご購入・設置いただいた事例です。インクジェット出力した塩ビシートをダンボールに張り付け製作しています。
パッと見ですと、本物にも劣らない存在感ですよね。オープンハウスや現地見学会などの一時的なイベントでは、本物の家電を購入していては予算が跳ね上がりますが、ダミー家具なら大幅にコストカット出来ます。この事例では、他にも冷蔵庫や電子レンジも設置していただいているので、よかったら参考にしてみてください。

≫こちらの事例についてもっと詳しく

 

▼ダミー家具の製作風景はこちら▼

 

シルク印刷のメリットと印刷可能な製品

ここでは、メリットやシルク印刷に最適な媒体をご紹介しますので参考にしてください。

シルク印刷のメリット

色数が少なく大量生産する場合や複雑な媒体に印刷する場合はシルク印刷がオススメです。
シルク印刷ならではのメリットは以下です。

・印刷可能な素材が多い（ステンレスやプラダン）
・色鮮やかな発色の印刷が可能
・色褪せが少なく耐久性に優れている
・低価格で大量生産が可能
・ベース（下地）の色の影響を受けにくい

シルク印刷に最適な媒体

こちらも参考までに、弊社でシルク印刷にて製作可能な商品を一部ご紹介致します。

・管理看板
・業者票/許可票/登録票
・法定事項看板
・誘導看板
・Ｔシャツ
・契約書ファイル（企業名やロゴ）
・現場シート（既製品900×1800まで）
・駐車場表示看板
・屋外看板（A型看板・コロバンスタンドなど）

 

以下で、弊社のインクジェット印刷による製品や設置事例をご紹介致します。

【管理看板】

こちらは管理看板の設置事例です。0.8ｍｍのステンレスにシルク印刷しています。
ステンレスへの印刷はインクジェットでは難しいので、シルク印刷ならではの製品です。程よい光沢感で高級感も溢れていますね。
もっと詳しく記載した記事をご覧になりたい方は、以下よりご覧ください。

≫こちらの事例についてもっと詳しく

 

【現場シート（単色プリント）】

上記はイメージ画像ですが、現場のイメージシート（養生幕）のようなターポリン生地でも、単色であればシルクで印刷が可能です。
元々、ターポリン生地自体が屋外での使用に強く、耐久性に優れた商品ですが、シルク印刷も耐久性のある印刷方法なので、長持ちする養生幕のご購入を検討されている場合は、このようにシルクスクリーン印刷も可能です。
さらに弊社では、上記のようなデザインの幕を既製品幕という形でご用意しており、商品ページよりすぐにご注文いただけます。

≫既製品幕の商品ページはこちら

 

【契約書ファイル】

不動産会社様にはマストアイテムの契約書ファイル。弊社では、契約書ファイルに名入れやロゴのプリントも可能です。（ロゴ印刷ご希望の場合は、ロゴの確認が必須となります。）
こちらのファイルの表面は、多少凸凹のある質感ですが、むらなく美しく印刷できています。シルク印刷は耐久性も抜群なので、良くお使い頂くアイテムでも劣化しにくくオススメです！
気になる方は、以下の記事にもう少し詳しく作業風景も記載しているので見てみて下さい。

≫契約書ファイルの印刷についてもっと詳しく

 

▼このように名入れ印刷しています▼

 

【Tシャツ】

弊社ではTシャツプリントも行っております。写真は、弊社のオリジナルTシャツの写真です。
黒字にプリントしていますが、ベースの黒が透ける事なく、しっかりとした発色の良い白が映える仕上がりです。
このようなオリジナルTシャツの製作も可能なので、検討中の方はぜひご相談ください。

≫Tシャツプリントについてもっと詳しく

 

▼デニム生地にもプリントできます▼

 

最適なシーンで使い分けよう。

いかがでしょうか？
ここまでインクジェット印刷とシルク印刷の特徴や印刷可能な素材などを見てきました。
これから製品のご注文予定があり、弊社にご注文をお考えの方は、ぜひこの記事を参考にして最適な印刷方法でご依頼ください！
弊社は自社工場で印刷を行っており、インクジェット印刷とシルク印刷の両方の印刷が可能です。この記事を読んでも、まだ「イマイチしっくりこない。」「分からない。」という方は、遠慮なくスタッフまでご相談下さい。

GOGO不動産では、お客様のお悩みやご要望に寄り添い、ご満足いただける最適なサービスのご提供に努めております。
専門のスタッフが丁寧に対応致しますので、安心してご依頼いただけますよ◎